特殊伐採は専門性や安全性が求められ、誰にでも簡単にできるものではありません。
安全に特殊伐採を行えるのは、特殊な知識と技術を有したプロに限られていると言っていいでしょう。
本記事では特殊伐採について、どのような伐採方法なのか、また業者に依頼する際の流れや料金について解説します。
特殊伐採とは
特殊伐採とは狭い空間や高いところにある樹木を切る特殊な伐採方法です。
周囲のスペースなどの関係で樹木を根元から切断できないケースに使われる伐採方法で、ロープやクレーンなどを用い木の上に登って枝などから順に切っていきます。
特殊伐採はロープを身に着けて木に登り作業したり、ロープを使い切断した木を地面におろしたりする作業が多いことから、特殊な知識と技術が要求されます。
また周囲や環境への配慮も求められるため、特殊伐採は専門業者が行うケースが一般的です。
近ごろは住宅地開拓などの需要増加に加え、参入ハードルが低い影響もあり特殊伐採を専門とする新規参入者は増加傾向にあります。
特殊伐採 重機が侵入できない場所での伐採が可能
特殊伐採は、重機が侵入できないような場所でも伐採できるメリットがあります。
たとえば以下のような場所は重機の侵入が難しいため、特殊伐採の対象になりやすいでしょう。
l 建物の隙間や狭い庭に生えている樹木
l 小さな公園にある樹木
l 自動車や歩行者の通行量が多い道路の近く
l 墓地の中や周辺の樹木
l 神社や寺院の敷地内の樹木
上記の例のように、「まわりの状況を考えると大木を切るのは難しい」と諦めていた場合でも、特殊伐採なら伐採が可能なケースもります。
特殊伐採のご依頼の流れ
小さめの樹木や、まわりになにもない状況なら、素人でもチェーンソーなどの道具があれば切断可能です。
しかし専門知識や技術を習得せずに特殊伐採を行うのは危険が伴うため避けたほうが良いでしょう。
そういった場合は無理をせず、専門業者への依頼をおすすめします。
専門業者への以来は次のような流れが一般的です。
1. 電話やメール、ホームページの問い合わせフォームから要件を伝える
2. 担当者と打ち合わせ(ヒアリング・現地確認)
3. 担当者からの提案(作業の代金を確認)
4. 契約
5. 伐採
特殊伐採の費用は木の大きさなどで変わる
特殊伐採の費用は木の大きさや作業の難易度、作業にかかる日数などにより大幅に変わってきます。
また特殊な技術が必要で手間のかかることから、通常の伐採より費用は高めです。
業者により費用が異なるケースもあるため、複数の業者に見積もりを依頼すると良いでしょう。
ただし何度も打ち合わせや現地確認を行うのが煩雑な場合は1〜2社に絞り、納得するまで相談するのもおすすめです。
業者によって「作業にかかる日数」や「木の高さ」、「木の本数」など料金体系はさまざまですが、一般的な費用の相場は以下のとおりです。
<作業にかかる日数での見積もり目安>
作業にかかる日数 | 費用 |
1日 | 10万円〜15万円 |
3日 | 30万円〜40万円 |
木の高さ | 1本あたりの費用 |
3m以下 | 5,000円〜15,000円 |
3m〜5m | 15,000円〜30,000円 |
5m〜9m | 30,000円〜40,000円 |
9m〜 | 40,000円〜 |
このほか、重機が必要なときは1日1万円〜10万円ほど必要になります。(重機の種類によって費用に幅があります)
また業者によっては伐採した木や枝をそのままゴミとして処理するため、「ゴミの処理費用」が発生するケースもあります。
ゴミの処理費用は、トラック1台につき1万円〜2万円ほどが相場です。
特殊伐採のまとめ
特殊伐採は、通常では切ることが難しい場所に生えた大木でも伐採できる特殊な技術です。
伐採にはロープワークの習得やクレーンなどの重機が必要な状況も多いため、専門業者に依頼することをおすすめします。
まわりの状況を考えて切るのを諦めていた樹木でも特殊伐採なら切れる可能性があるため、まずは切れるかどうかだけでも問い合わせしてみましょう。
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